羽生結弦選手が診断・手術した尿膜管遺残症に僕もなった

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突然ですが、「尿膜管遺残症」って知っていますか?

 


聞いたことない人がほとんどだと思います。

 

 

 

僕も当事者になるまでは、全く聞いたこともない病名でした。

 


ある時、へその周辺に痛みがあり悩んでいました。

 

特別何かしたわけではないのに、痛みが続いたので病院を受診すると、尿膜管遺残症という聞いたこともない診断をされました。

 

なかなか珍しい病気だそうで、僕もこの時に尿膜管遺残症と診断されて初めてこの病気のことを知りました。

 

 


後にわかったことですが、これは2018年の平昌オリピックで優勝し2連覇を果たした、フィギュアスケートで有名な羽生結弦選手もかかった病気だそうです。

 


 

謎のへその周辺の痛みに苦しんでいる人がいたら、今回はこの尿膜管遺残症の病気について、僕の体験談を交えてお伝えしようと思います。

 

 

筋肉痛のような痛みから始まった

 

特にへそに何かした訳ではなく、僕の場合は突然痛みがやってきました。

 

最初はへその辺が何となく痛いなーぐらいで、例えると軽い筋肉痛のような痛みでした。

 


お腹を使って筋トレをしたわけではないのに、おかしいなと思いながらも、寝たら治るだろうと考えていました。

 

翌日も痛みは変わらずで、むしろ痛みが強くなってような感じでした。

 


仕事は立ったり座ったりと割と体を動かすので、そのたびに痛くて、少しでも痛みが出ないようにおそるおそる動いていました。

 


 

痛みが強くなり膿が出てきた

 

当時は、、

 


歩くのもやっと。

座るのも立つのもやっと。

くしゃみをすると激痛。

笑うと激痛。

 


とにかく痛かったです。

 

座って少しすると痛みは治まることが多かったんですけど、なにせ力を入れると痛かったです。

 

そうなってもいずれ治るだろうと何もせず過ごしていたんですが、3日目頃にはへそに赤みが出ていました。

 


へそ赤みも強くなり、痛みもそれに合わせるように強くなりました。

 


へそは風船が膨らんでいくように、徐々に大きくなり痛みと痒さもありました。

 

へそに菌が入ったのだ思い、病院で以前もらった抗生剤と軟膏でへそにガーゼを当てて応急処置をしていました。

 

ただそれでも痛みと腫れは変わらず増すばかりで、ガーゼを取ると腫れたへその下の辺りに少し穴が開いており、そこから強烈な悪臭と共に膿が出ていました。

 

今思えば、なんでもっと早く病院行き受診しなかったんだろうと、何か不安であれば、不安を取り除くために即座に行動すべきでした。

 


そうすれば少しでも痛みが緩和できたのかなと思います。

 

尿膜管遺残症と診断される

 

穴が開き膿が出たのが良かったのか、それから少しずつ痛みとへその腫れが収まっていきました。

 

ただはっきりと原因が分かっていなかったので、そこでやっと病院に行き最初は皮膚科を受診しました。

 

 

先生からは「何かの炎症だろう」ということで、原因は分からず、その日のうちに同じ病院の外科を受診し、CT検査をしました。

 


 

検査した結果、「尿膜管遺残症」と診断されました。

 

頭の中は「??」でした。

 


初めて聞く名前で、よく聞き取れなかったのを覚えています。

 

どうやらなかなか珍しい病気らしく、100人に一人か二人いるかいないかとのことでした。

 

診断が下される前に、心配でネットでも調べていて、もしかしたらという気持ちはありましたが、診断されてまさかという気持ちになりました。


 

尿膜管遺残症とはどういう症状なのか

 

読み方は尿膜管遺残症(にょうまくかんいざんしょう)と言います。

 

この病気は、生まれてから徐々に退化して無くなるへそと膀胱を繋いでいる尿膜管というのが無くならず、そのまま連絡を保っている状態が尿膜管遺残症と呼ばれる病気です。

 

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これは実際に担当の先生から説明を受けて簡単に図にしたものです。この赤い細い線が尿膜管を表したものです。

 

 


尿膜管遺残症の原因

 

尿膜管遺残症の原因は、退化するはずの尿膜管に炎症が起こることで発症します。

 

人によって症状は様々現れるそうですが、僕のようにへその赤みや痛み、そして膿が出たりします。

 


こうなると、尿膜管遺残症の可能性があるので、まずは病院を受診することをお勧めします。

 

 

 

手術について

 

尿膜管遺残症はへそと膀胱を繋ぐ尿膜管が残っていることで発症するため、この尿膜管を切除する治療が必要です。

 


そうなると外科的な手術が必要です。

 

僕が行ったのは、腹腔鏡下尿膜管摘出術と呼ばれる腹腔鏡手術でした。

 

内容としては、へその下を少し切ってそこから尿膜管を取り出して行なう手術です。

 


傷も小さく、数日間安静にすれば、すぐに退院できる手術方法ということで選択しました。

 

麻酔は全身麻酔でした。手術前に点滴を打っていて、そこから眠くなる薬と酸素マスクから出てくる眠くなる薬で、気付いたら部屋に戻っていて、1時間半ほどであっという間に手術が終わりました。

 


 

術後はお腹の張りと肩痛が大変でした

 

手術前にガスコンロ錠と呼ばれる、お腹の中にガスを入れて手術時にお腹の中を見やすくするための薬を飲みました。

 

そのせいもあり、術後のお腹の張りが酷かったです。

 


動いてガスを出すように看護師さんから言われたんですが、動いてもなかなかガスは出ないし、動くにも術後なので大変でした。

 

お腹の強い張りだけでなく、お腹の張りの影響で、横隔膜が開き肩から抜ける痛みが強くなかなか寝つけませんでした。

 


数日経てばお腹の張りもなくなり、ガスも出て便秘も解消されました。

 

退院後、自宅に戻ってからは、吸収熱と呼ばれる手術によってダメージを受けた体が元に戻ろうとする際におきる発熱にかかりました。

 

事前に先生から説明を受けていたんですが、術後でもあったので体がだるかったです。

 

数日安静にすれば問題ないので、様子を見て過ごせば大丈夫です。 

 


 

まとめ

 

最初は手術するのを迷いました。

 


しかし癌化する恐れや、へその炎症が再発することもあり決意しました。

 

退院後は患部の洗浄をするんですが、これがまたとてつもなく痛いんです。傷にさらに傷をつけてくる痛みです。

 

後にも先にもこんなに歯を食いしばることはないくらい痛かったです。

 

ちなみにへそは無くなりました。

 


羽生結弦選手も世界で戦っている過酷な中で、このように激しい痛みと戦っていたんだと思います。

 

僕もこういう病気になるとは思ってもみなかったです。

 


今回のブログで、同じ病気になる人の不安を少しでも取り除ければ幸いです。

 

病気について何かあれば、僕のわかる範囲で答えるので、質問でも問い合わせでもメッセージください。

 


へそに異常が出たら早めに外科もしくは皮膚科をお勧めします。